2005年 02月 22日
アイデンティティー
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これは先日会社の同僚と僕との会話である。
Aさん: 「この間の試合視た?」
(世間一般の人がこの間の試合と言ったら、今一番話題のあの試合しかないな)
僕 : 「あー視たよ。北朝鮮戦でしょ!」
Aさん: 「それもそーなんだけど。そーじゃなくて夜中やってたやつ。」
(なーんだJリーグも結構一般的になってきたんじゃん)
僕 : 「あっ、A3ね!韓国でやってるやつでしょ!!」
Aさん: 「違う違う。ベッカムとかジダンとか出てたやつ。すごかったねー」
僕 : 「あーあの親善試合ね。俺、あーゆうお祭り的なゆるい試合あんまり好きじゃないんだ
よねー。ところで、Aさんはそうゆう試合は見るのにJリーグは観ないの?」
Aさん: 「Jリーグはあんまり興味がないなー。でも、浦和レッズの試合は観てみたいかな。
サポーターの応援がすごいから!」
これって結構、世間一般の人(Jリーグにあまり興味がない人)を如実に反映している様に感じる。
日本代表の試合は、まー世間が騒いでるしW杯予選だから見る。ベッカムやジダンなどヨーロッパサッカーには興味がある。でも、Jリーグにはあまり興味が無い。でも、浦和はちょっと気になる。
↑このカテゴリーに入る人は日本国民では相当数を占めると思う。
悔しいがこれが現状。なにが悔しいって、唯一浦和には興味があり、且サポーターの応援が凄いから、ときているところ。
この事実は非常に重い。分かってはいたけど軽いショックを受けたんである。サポーターがサポーターを呼ぶ事実。人が人を呼ぶ事実。
サポーターの応援が凄い→人々が興味を持つ→集客が増える→メディアが取り上げる→更なる人を呼ぶ。
この好循環に支えられ、よっぽどの事がない限りはこの状況がつづくのだろう。
では、浦和とその他のクラブのサポーターの決定的な違いはいったいなんなのか。これは確実に言える事だか、今現在はこの好循環の後押しもあり浦和フロントもそれをうまく利用し、それなりには努力しているだろうが、クラブの創設時やここまでの過程で浦和フロントが特別な事をやった為に、ここまでのサポートを得られたわけではないと言うこと。
恐らく、「クレイジーコールズ」なる今は無き伝説のサポーター軍団が残した功績が少なからず影響しているのは間違いないだろう。
ここで浦和サポーター研究をするつもりはないので、この辺でやめておくが、何を言いたいかというと、クラブの営業努力の範疇とは別次元でサポーターがサポーターをよんでいる事実。
これは少なからずクラブを愛する人々の共通の感情だとおもうが、僕はクラブの順位や勝敗と同時に観客動員が非常に気になるんである。特に首都圏のチームに観客動員で負けていると、試合に負けるのに近しい悔しさがある。強いチームであってほしいと同時に、人気があるチームでもあってほしのである。
だから、我々にはチームを色々な意味でサポート(声援や金銭的な部分)するのと同時に、人を惹きつける魅力的なサポートを演出していかなければならないんである。それはサウンドでありビジュアルである。
前出のAさんが言う様に、試合を楽しむのとは別に、スタジアムの雰囲気を楽しむ事を望んで足を運んでいる人も少なからずいる。そして、その人たちをリピーターにし、さらにはこちら側に引き込み、今度はその人たちが演出する側にさせる。それには、チームの成績も勿論だが、チームカラーと言うアイデンティティーの元に集まった演出家達の力量が必要不可欠である様に思う。
僕らのアイデンティティーは横浜でありトリコロールである。そして新たに認知されだしたオリジナルアイデンティティー「トリコ傘」。
マリサポと言ったら「トリコ傘」、そう言われるその日まで・・・・
by tricoparasol
| 2005-02-22 01:49
| トリコ傘